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四点責め

whitecollar.jpg

俺は経理の村岡課長には逆らえない。
なぜなら、サラ金の穴埋めに使ったちょっとした使い込みが、課長にばれてしまったから。
てっきり首になると思ったのに、課長は上司に報告しなかった。
その代わりに、見返りを要求してきたのだ。


「平沢君は、本当に綺麗な体をしてるねぇ」
俺のネクタイを引き抜き、シャツのボタンを一つずつ外しながら、村岡課長が独り言のように呟いた。
確かに俺は運動してるし体には自信があるけど、男にキレイだなんて言われるのは虫唾が走る。
それも女ならまだしも、課長みたいな中年男に。
「下は自分で脱ぎなさい」
いつものように、課長はシャツを羽織らせたまま、下半身だけ裸になることを要求する。
無言のまま言われたとおりにトランクスまで脱ぎ、萎れたチンポをぶら下げて課長に向き直った。
興奮丸出しの課長の目が、俺の股間を追っている。
ああ、嫌だ。
変態趣味の課長も、それから・・・この先に起こる、俺の体の反応も。

「どうだい、感じるかい?」
課長の湿って脂染みた手が、俺のチンポをくにゅくにゅと揉む。
最初はくすぐるように、次第に激しく揉んでは時おりキンタマの裏まで撫でるやり方に、俺の下半身はすぐに甘酸っぱい興奮に包まれてしまう。
蛇の道は蛇というか、とにかく課長は上手いのだ。
「・・・・・っ」
くふんとかくすんとか、思わず鼻を鳴らしてしまった。
チンポもすぐに硬くなってきて、コリコリする芯をキュウキュウにしごかれると、ぶるリと震えの来る快感がチンポからケツ穴に向かって駆け抜ける。
「ぁ・・・はっ・・・」
こうなるともう、歯止めが利かない。
俺は僅かに腰を引きながら、必死で快感を静めようと色んな無関係なことを考える。
今日中に片付けなくちゃいけない書類、何枚だっけ?
確か、課長に提出するのが・・・・あ・・ぁ・・・・っ!
「ん、ぅ・・・あ!」
裏筋の尿道口のすぐ下、カリ首の段になっている辺りをそっと撫でられて、我慢できずにいやらしい声が出てしまった。
乳首までがピンピンに勃って、皮膚全部が敏感になるみたいだ。
「平沢君は、ここが一番感じるよね」
「んふぅ・・ぁ・・あぁ・・・ん・・っ」
爪の先で軽いタッチで引っ掻かれ、何かが漏れ出しそうな興奮がズクン、ズクンとキンタマの奥からせり上がってくる。
課長はそのまま机の上に俺を乗せ、大股開きで射精させるのが好きだ。
このままこすってもらえばすぐに射精できそうだったから、いつものように机に腰掛ける。
早く終わらせてしまいたい。
それなのに、今日はいつもとちょっと違っていた。


「今日は別の遊びをしよう」
俺は課長が鞄から取り出したものに驚いた。
40cm程度の棒の両端にそれぞれ二個の手枷のついた、とても奇妙な拘束具だったからだ。
「後ろ、向きなさい」
何をされるのか不安だったが、俺に逆らう権利はない。
課長に背を向けると、両手を軽く上げるように指示された。
まずは両の二の腕に枷がはめられ、次にその枷の先についている枷で手首を留められる。
これで俺は両手を上げたままの格好に固定されてしまった。
腕を下ろそうとしても背中側にある棒が邪魔をして、せいぜい首の辺りに触れるくらいしかできないのだ。
「恐いかい?」
振り向いた俺に、課長が笑う。
これからの展開に期待するいやらしい目つき。
「さ、そこの椅子に座りなさい」
指示に従って肘掛つきの課長の椅子に座ると、股を広げて肘掛に足をかけるように言われる。
まるで産婦人科の椅子みたいな格好。
「閉じられないようにしてあげる」
今度は細いロープを取り出し、俺の膝をグルグル巻きにして肘掛に固定する。
こんなことをしなくても、俺は逃げられないというのに。
課長はこうやって、とことん俺を嬲り者にする気なのだろう。
悔しさに顔が紅潮するのが、自分でも分かった。

「全部、丸見えだねぇ」
大股開きのせいで、チンポやキンタマどころかケツ穴まで見せつける姿にされた俺を、課長が隅々までじっくりと鑑賞を始める。
「玉は結構毛深いのに、肛門の周りはほとんど毛が無いんだね。それとも自分で剃ってるのかな?」
そんな趣味、俺には無い。
だいたい、ケツに毛がないことも今知ったくらいだ。
「会陰がふっくら張ってる。この辺も感じるんだよね?」
つつつ、と中指の腹で触られ、くすぐったくて切ないカンジがずうんとこみ上げてきた。
「ほら、ちょっと触られただけで肛門がピクピク締まる」
そんな部分で俺が感じていることを指摘され、顔がますます赤くなった。
悔しくて恥ずかしくて、それなのにそこを撫でられると感じてしまう。
「陰嚢もパンパンだよ。相当溜まってるのかな?そうだ・・・」
課長が俺のネクタイを拾い、チンポとキンタマの根元を一まとめに巻き始める。
ぎゅっと縛られるとキンタマがせり上がってより一層張りを増し、パンパンに膨れて飛び出すみたいになった。
「可愛いよ。揉んであげよう」
前に突き出ている袋の中の玉を、コロコロと指先で弄ばれる。
モヤモヤとした興奮が、弄られている部分よりもさらに深いところから生まれてくる。
「う・・・・ぅ・・・・ん」
「こんなに肛門ヒクヒクさせて。こっちにも何か欲しいんだろう?こんなのも持ってきたんだ。入れてみたいだろう?」
課長が鞄から取り出したものに、俺は叫びそうになった。
それは挿入部だけで15cm、全体で20cm近くもありそうな長いバイブだったからだ。
柔らかそうな肉質の本体にはコードの先にコントローラーがあり、スイッチを回すとビーント音を立てて全体が震動する。
「太いけど、自由な形に曲がるから大丈夫だよ。ちゃんとローションも塗るしね」
何度か課長に指を入れられたことはあったが、こんなにも太いものを突っ込まれるのは初めてで、さすがに恐くなった俺は課長に懇願した。
「無理です、やめてください・・・っ」
「無理じゃない」
バイブにローションを塗りながら俺に向けられた目は、仕事の時の隙のない几帳面そうな目でも、好色な変態ホモ親爺の目でもない、もっと威圧的で恐ろしい視線だった。
「俺が入れろと言ったら、奥まで咥え込め」
体を鍛えてる俺に比べて、万年運動不足の課長の体力はずっと劣っている。
今まで関係を無理強いされてもそれほど酷い目に合わなかったのは、あまり無理をすれば俺に反撃されるかもしれないという恐れが課長にあったからなのだろう。
だが、俺が完全に自由を奪われた今、そんな制約は無くなってしまった。
「入れるぞ。力、抜け」
もう一度頼む猶予は無かった。
「ぁ・・・あ!ぁ・・・ぁああぁ・・・っ」
狭くぴたりと閉じた穴を逆方向からこじ開けられ、巨大な異物で蹂躙される。
痛みと圧迫感、それに触れられたことの無い表面を撫でられるゾクゾクするような感覚が一気に襲い掛かり、俺は喉から搾り出した声を上げて身を捩る。
尻いっぱいに詰め物をされた感じだった。
とにかく圧迫感がすごくて、息苦しささえ感じるほどだ。
「ほら、全部入ったじゃないか。美味しいだろう?」
奥まで入っているモノを揺さぶられ、痛み以外の感覚が下半身を支配する。
「んふぁ・・・・っ」
「肛門が喘いでる。気持ちいいんだね。そーら、もっと味わえ」
「あ!ぁ、ぁああ!あっ!あーーっ!」
またあのビーンという音がして、バイブ全体が細かく震動した。
射精する時に感じるようないやらしい歓喜が尻の奥で炸裂し、バイブの刺激に押し出されて先走りがドプドプ噴き出してくる。
目も眩むような、快感。
俺はイったと思ったのに、それは射精ではなかった。
刺激が強すぎて、射精できないのだ。
「ぁあひぃあぁああああっ!」
感じすぎて痛みすら伴う刺激が、止まることなく続いている。
俺はバイブから逃れようと必死の抵抗をしたけれど、それはただいやらしく腰をくねらせて課長を喜ばせただけだった。
「こんな尻を振って、いやらしいヤツだ。そらそら、チンポが潮を噴いてるぞ」
「あっあぁーー!ああっ!」
緩急をつけたバイブの責めに、ケツ全部が性感帯になって大きなうねりのような快感が怒涛のごとく押し寄せる。
チンポはギンギンに勃起しているのに、一向に絶頂の気配は来ない。
ただただ淫靡な悦びだけが俺を満たし、切ない声を絞り出させる。
「あーーーっ・・・・ぁ・・あ・・・っ」
やっとバイブが止まり、俺は全身の力を抜いて弛緩する。
俺は荒い息をつきながら潤んだ目で課長を見た。
そして課長が持っていたものを見て、小さく悲鳴を上げた。


俺のチンポにはコンドームが被せられ、その上から小さなローターをテープでグルグル巻きに留められている。
ローターはご丁寧にもあの指先で撫でられただけで声が出てしまう、カリ首のすぐ下にぴったりと密着していた。
ローターの先には当然コントローラーがついているのだが、それにはさらにもう二本のコードが伸びており、10円玉ほどの大きさの二個の丸い振動子へと繋がっている。
それらはそれぞれが乳首に当てられ、こちらもテープでしっかりと貼り付けられている。
都合四個のバイブが、俺の性感帯に取り付けられたのだ。
ケツ穴を刺激されただけであれほどの快感があったのだ。
もしこれを一気にされたらどうなってしまうのか、考えるのも恐ろしかった。
「課長、やめてください。お願いです・・・」
無駄とは分かっていても、言わずにはいられない。
「俺、声、きっと我慢できません・・・誰かに気付かれでもしたら・・・」
「人に聞かれるのが嫌なら、我慢しろ」
課長は残酷な笑みを浮かべて俺に見せつけるようにコントローラーを弄っている。
「むこうの会議室で、システム部が打ち合わせをやってるらしいぞ」
会議室はここから廊下を出て二部屋ほど先だから、今までの声は聞こえていないとは思う。
でも、もし絶叫してしまったら、さすがに気付かれてしまうだろう。
「ばれたら課長だって・・・ぁ!・・あ?!・・あぁあああっ!」
低い震動がジワジワと性器を侵食する。
四箇所責めがゆっくりと開始されたのだ。
「ぁ・・・は・・ひっ・・あ・・っ・・・あ!」
堪えがたい快感を生むチンポの先端が、鈍い震動で痺れたみたいになって甘く疼く。
乳首もすぐに固くしこって、震動に刺激されてむず痒さに震える。
そして何よりケツの中。
前立腺の真横に居座った太い詰め物が震動し、じんわりとした熱さを伴って先走りを吐き出させる。
「あ・・・いっ・・・ぁ・・・っ!」
チンポとケツを同時に責められるのは、まるで一番の性感帯を表と裏から揉まれたような、そんな激しい刺激だった。
絶頂とも違う、頭の中が真っ白になるほどの興奮と快感。
俺はケツを振り、上半身をモゾモゾとくねらせ、吐息のような声を断続的に吐きながら仰け反る。
「これ、止めっ・・・ふぁっ・・あ・・ぁ・・・あ!」
「チンポ、ピクピクしてる。肛門の方までこんなに波打って、相当気持ちイイんだな」
課長が乳首とチンポを嬲るローターのバイブレーションを最大に上げた。
「ぃ!あぁああああっ!んぅあぁああああっ!」
強すぎる刺激は軽い痛みを伴ったが、同時に大量の先走りが溢れ出て新たな快感を生む。
震動で麻痺した部分が熔けて、グチャグチャに煮え立ちそうだった。
「ひはぁっ・・止め・・ぁああああっ!」
止めてくれ、と言いたいのに、まったく呂律が回らない。
「ん?どうした?後ろの方もキツくして欲しいか?」
「違ぁ・・・ぁああああああっ!」
前立腺をぶん殴られたような刺激に、俺はガクガクと全身を揺らして悶える。
体が動くと乳首やチンポにつけられたローターの角度が微妙に変化し、震動に慣れない別の部分への刺激となって性感帯を苛む。
愛撫なんて生易しいものじゃないとっくに限界を超えた蹂躙に、小便みたいに汁を垂れ流しながら淫靡に踊り狂う俺。
それでも叫ばなかったのは、人に見られたくないという最後の自制心だった。
「よだれが垂れてるぞ。だらしない顔してよがりやがって」
課長が何か言っているが、もう俺の耳には届かない。
「さて、散歩に出るか」

ガクン、と椅子が揺れ、俺を乗せたキャスター付きの椅子がドアへ向かって進む。
「あぁーーー・・・ぁあぁぁーー・・んぅっ・・・あぁぅーーーっ!」
キャスターの軋む僅かな震動すらも、俺の性感帯には大地震のように感じられる。
止めてくれという言葉は、甘さを含んだ長く引っ張る喘ぎ声にしかならない。
ドアが開き、俺はそのまま廊下に出された。
人はいなかったが、その先の会議室には20人以上がいるはず。
彼らにこの大股開きでバイブに四点責めされている姿を見られてしまったら・・・
「ーーーーーーーっ・・・」
そう考えた瞬間、俺は射精していた。
涙とよだれでグチャグチャになり、大きく息を吸い込む奇妙な音を立てながら。
これまで感じたことのない種類の快感が、嵐みたいに俺の中で吹き荒れた。
BL18禁

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