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ブランコ

ブランコ

大きな電動の巻き上げ機が、天井の滑車に通された六本の革ベルトをキリキリと引き絞る。
床も壁も天井もコンクリートが剥き出しの小部屋に、機械音が不気味な咆哮となって響いている。
皮ベルトは小さ目の敷布のような革につながれており、ちょうどハンモックみたいに上に寝せられた青年を持ち上げていた。
50cmほども上がったろうか。
男が巻き上げ機のスイッチを切り、青年の尻をグイと押す。
拘束具で妊婦のように四肢を大きく広げた状態に固定された青年の身体が、空中でゆらゆら揺れた。
「恐いか?」
青年は男の問い掛けに答えず、ただ睨み返す。
いきなり拉致され全裸にされた挙句、こうして男の眼前に性器の全てを晒す格好で吊り下げられてなお、青年の目には理不尽な暴力に屈したくないという強い意思が漲っていた。
「いい顔だ」
男が満足そうに微笑み、余分な脂肪の無い引き締まった尻を撫で回す。
金属のコックリングをはめられた男性器が、皮膚を這い回るナメクジのような感覚に反応してぴくりと痙攣した。
「この顔がそのうち、快感でグチャグチャに乱れる」
男は返事の無い青年など気にも止めず、言葉を続ける。
「尻で感じて、ヒィヒィ泣きながら射精するんだ。楽しみで仕方ないよ」
男の指先が尻の谷間をついと撫で、肛門の上で止まった。
青年の顔に緊張が走り、指の侵入を防ごうと括約筋がぎゅっと締まる。
だが、男はそのまま無謀な突入をする気は無いようだ。
ぺろりと舐めた湿った指先で丸く括約筋を撫で、眉間に皺を寄せて男を睨む青年にそっと囁いた。
「まずは掃除だ。それからゆっくり広げて、尻の性感帯を教えてやる。じっくりとな」


ゴムホースからどぼどぼとぬるま湯が噴き出している。
男が大股開きになって丸見えになっている肛門目掛けて、湯をかけ始めた。
「やめろ・・・っ」
男のしようとしていることの意図に気付いた青年が牽制したが、当然相手は聞く耳など持たない。
ホースの口が肛門に当てられると適度な水圧が簡単に括約筋を広げ、青年がどんなに拒んでも大量の湯が腸内に入り込んでしまう。
「やめろって!・・・・ぅ・・・・っ」
「もう漏らしそうか?まだまだだ。たっぷり飲み込んで、味わえよ」
腸内に注ぎ込まれる湯は、始めはスムーズに、やがて腸の奥まで入り込むに連れて出口を求め始める。
強い排便欲求と液体で腸を広げられる圧迫感に、青年は必死の形相で括約筋を締めて抵抗するより他無い。
勢い良く流れ込む湯が渦を巻きながら腸壁を叩き、ゾワゾワと奇妙な感覚が腰骨や尾てい骨から這い上がって青年を苛む。
「あ・・ぅ・・・んっ・・・・はっ・・・ぁ」
「どうした、可愛い声を出すじゃないか。こんなことで感じてるのか」
「違う・・・っ」
だが、言葉とは裏腹に、青年の下腹に乗った肉は徐々に固さを増していた。
端正な顔に脂汗が浮かび、それがいかに辛い責めであるかを物語っている。
見知らぬ男の目の前で汚物をぶちまけたくない彼は尻穴を引き締めるしかないが、それによってぽこりと膨らんだ腹の中では大量の湯がバージンの尻を拡張し、さらに渦巻く水流によって今まで意識することの無かった性感帯を刺激するのだ。
「苦しそうだな。漏らす前に言えよ。いくらコンクリートのたたきでも、クソで汚されちゃかなわないからな」
憎むべき相手に排便を宣言しなければならない屈辱。
しかし彼の尻はとうに限界を迎えていた。
「も・・・やめ・・・っ」
「おいおい、それが人に物を頼む態度か?」
「水、止めて・・・ください・・・っ」
もう一瞬たりとも我慢できそうに無かった。
青年は悔しさを堪えて男に嘆願する。男も青年の限界を知り、ホースを離す。
湯が止められ、ほの暗い蛍光灯に照らされた室内を苦しげな息遣いだけが満たす。
排泄を待ち望んでヒクヒクと妖しく蠢く肛門。
男はニヤニヤと笑いながらその部分と青年の顔を交互に見つめている。
「トイレ・・・行かせて・・・・!」
悲鳴に近い声を合図に、男が手近にあったバケツを取り上げ、爆発寸前の尻に押し当てる。
「これがお前の便器だ。ひり出せよ。見ていてやる」
男が口元を大きく歪めて笑ったのと、激しい水流がバケツの底を叩いたのは同時だった。
ビューッという音と共に括約筋の隙間から小便のように湯が噴き出し、やがて間欠泉よろしく濃い色の液体を飛び散らせる。
「・・・ぅく・・・・っ」
それが終わると、太い茶褐色の汚物がずるりと吐き出される。
湯で柔らかくなった肛門はおちょぼ口のように尖り、男の目の前で次々と排泄をした。
「ずいぶん溜まってたな。もう一回洗腸しておくか」
視姦されながら行う排泄のためか紅く染まった青年の顔が、恐怖と絶望で悲痛に歪んだ。


男はその後、さらに二回の洗腸を施した。
嫌がる青年の尻にホースを押し当て、おびただしい量の湯を注入したのだ。
二回目などはもはや出る固形物も無いのをよいことに、堪えきれなくなって湯を撒き散らしている間も注入を止めなかった。
しかもその間も男は、青年を辱めるため努力を怠らなかった。
「尻穴が開いてきたな。そろそろ別のモノで広げて欲しいんじゃないのか」
「ピンクの内壁が丸見えだ。ヒクヒクしていやらしい肉だな。誘っているつもりか」
次々と投げかけられる卑猥な言葉と度重なる洗腸が、青年から体力と抗う意思を削ぎ落としてゆく。
腸に残っていた液体が全て排泄された頃には、青年の表情には今にも泣き出しそうな弱々しさだけがあった。
「さあ、綺麗になったぞ。次はどうするか、分かるか?」当然、答えは無い。
おどおどとした目が男を見つめ、返される射るような視線に耐えられずに伏せられる。
「ケツ穴を広げるんだよ。それも、思いっきりね」
「・・・・・・・・!」
言葉と同時に肛門を撫でられ、青年の身体がビクンと跳ね上がった。
「そのためにケツ掘りブランコに乗せたんだ。こいつはいいぞ。骨盤が開いて、ぶっ太いモノでも奥まで咥え込めるようになる」
男はそう言ってから、青年から正面に見える壁側に移動した。
そこにはスチール製の棚があり、男が集めた様々な「道具」が並べてある。
巨大な男根の形状をしたディルドゥや、蛇のように恐ろしく長いディルドゥ、疣の大量に付いた奇怪なバイブレーターなどを指で示しながら、男が言葉を続けた。
「さあ、どれで広げて欲しい?選ばせてやるよ。こいつはどうだ?ケツ穴をギリギリまで拡張しながら出口をパール回転でえぐってくれるぞ」
男が取り上げたのは青年のものよりも二周りは大きい男根型のバイブレーターだった。
根元近くを真珠がびっしりと覆っており、スイッチを押すとそれがシャラシャラと音を立てて回転する。
「あぁ・・・・」
青年の脳裏に、巨根のバイブレータで貫かれる自分の姿が浮かんだ。
あれほどの太さと長さでは、初めての彼の尻を奥まで埋め尽くすだろう。
液体でも苦しかったのだ、あれを入れられた時の苦痛は想像を超えている。
しかもパール回転で引き伸ばされて喘ぐ括約筋を抉られたら・・・!
「やめてください・・・やめてくださぃ・・・」
青年は唯一自由な首を横に振りながら、消え入りそうな声で何度も許しを請う。
「じゃあ、こっちにしようか。バルーンになってて膨らむから、ケツの中で腕ぐらいの太さまで膨らむ」
「体が・・・壊れます・・・っ。お願いですから、やめてください・・・!」
「仕方ないヤツだな」
男は呆れたようにため息をつくと、道具を棚に戻した。
それから右手の人差し指を立てて、卑猥にくねくねと曲げる。
「それなら、俺の指はどうだ」
恐ろしい道具を見せられた後でのこの提案は、とても優しいものに思えた。
男の指は細長く、しなやかな動きは機械的な震動やパール回転に比べてずっと楽に見えたのだ。
「俺が指で拡張してやる。お前が俺の指だけでイけたら、道具を使うのは勘弁してやろう」
「ゆ、指でお願いします・・っ」
青年は男の提案に飛びついた。
「よし、決まりだ。ただし、いつまで経ってもイかなかったら、道具に切り替えるぞ。お前もせいぜい協力するんだな」
「は・・・はい!」
素直に頷く哀れな獲物を満足そうに眺め、男は棚から取り上げた粘度の高いローションを右手に振りかけた。
指の一本一本にローションを絡ませ、どろどろに濡らす。
海生生物のようにぬめる人差し指がひたりと肛門に当てられ、その冷たい感触に括約筋が縮み上がった。
「力を抜け。入れるぞ」
青年が目を閉じ、緊張で引き締まっていた双丘が弛緩して開く。
間、髪を容れず、人差し指がぷつりと挿入された。
「うっ・・・・ん・・・・っ」
湯での洗腸は青年の括約筋を柔らかく解し、男は苦も無く指を押し込む。
根元に差し掛かったところで指をくるりと回し、それはちょうど腸の流れに沿ってぴたりと収まった。
「どうだ、痛くも苦しくもないだろう?」
「はい・・・・・・ぁ・・・っ?ぁああっ!?」
男が指先をくいと曲げた途端、きゅうっと切ない感覚が青年を襲った。
先ほどの洗腸時に味わった悪寒にも似た快感を、さらに強めたような刺激だった。
「あ・・あっ・・・そこっ・・・ぁあっ・・・イヤですっ!」
「んん、どうした?ここがどうかしたのか?」
「んぅあ・・っ!そこ、押さないでっ・・・!!」
そこがGスポットと知った男が、重点的にその部分を責める。
指の腹でそっと撫でたり、いきなり強く突き上げたり、その都度青年が甘い嬌声を上げて「イヤ」を繰り返す。
言葉とは裏腹に、コックリングで拘束された陰部が熱を帯びて固さを増す。
根元を絞られることでいつもより固く勃起した肉が、指先による内側からのくすぐりでピクピクと先端を痙攣させた。
「ああああっ・・・漏れちゃいますっ・・・イヤだ・・・っ」
「良かったじゃないか。尻だけでイけたら、バイブを突っ込まれなくて済むんだぞ。そぉら、もう一本」
ちゅぷり、と中指までもが根元まで押し込まれた。
二本の指は肛門を横に引き伸ばしながら、性感帯へ正確に押し当てられる。
指の圧迫感、捻られ掻き回されながら性感帯を突かれる感覚が、青年の肛門を性器へと変えた。
「あぐぅ・・・っ!そんな、突かないでっ・・・ひっ・・ぃいいいっ!」
「言ったろう。俺の指でイけば許してやるって。それとも極太バイブが欲しいか?」
「イヤです・・っ・・・指で、指でしてください・・・っ」
「いいだろう、じゃあお前の言う通りにしてやるから」
青年の潤んで小動物のように怯えた目が、絶望的な眼差しで男を見上げた。
「ほら、言えよ。どうやったらケツでイける?」
「・・・・それは・・・・・」
小さく掠れた声が、羞恥に震えている。
青年はなぜ男が先に道具を見せつけたのかを悟った。男は彼に、自尊心を打ち砕く言葉をいくつも言わせようとしているのだと。
「早くしないと、パールでケツをグチャグチャにえぐるぞ」
「あ・・・お、奥の方を、押してください・・・っ!」
「奥?ここか?」
男はわざと位置を外して掻き回す。トロトロの肉を掻き回されるむず痒さが下半身を支配し、青年は身悶えながら言葉を続ける。
「もう少し、奥の・・・上の方・・・ぁああああっ!そこです!そこを・・っ」
「どうして欲しい。こうやって撫でられるのがいいか、それとも・・・」
「ひいぃいいいいっ!キツ過ぎます!イヤだ・・っ!」
男がめちゃめちゃにGスポットを叩き、押し上げ、掻き回す。
青年の目と筒先から涙が雫となり、ブランコの揺れに合わせて流れ落ちる。
「あひっ・・・ひぃ・・ひっ・・ぃ・・・も、っと・・・広げながら・・・・突いて・・・」
「淫乱な奴だな。いいだろう」
三本目の指が突き立てられ、括約筋をギチギチに引き伸ばす。隙間から腸内のいやらしい臭いが漏れ出し、グチャグチャと鳴るローションの音と一緒になって、青年の興奮を高めた。
「ぁあ・・・スゴぃ・・・っ・・・・俺の、ケツ・・・っ・・・はひぃ・・・っ」
「もっとスゴいのをくれてやろうか?」
男が薄笑いを浮かべ、腕に力を込めた。
Gスポットを支点に、三本指がグルグルと円運動を始める。括約筋が上下左右に激しく揺さぶられ、尻の奥から肉棒に向かって電撃のような快感が突き抜けた。
「ひぎゃあああぁぁあああああっ!!」
「そんなにイイのか?我慢汁ダラダラだぞ。これならもう一本入りそうだな」

青年に制止する間は無かった。
人差し指から小指まで、四本の指が肛門を縦に大きく引き伸ばしながら彼を貫いた。
「あっあぁあああーーーーーーーーーっ!!」
絶叫と呼ぶのが相応しい悲鳴が耳を劈き、青年の全身が硬直する。
だが男は掻き回す手を緩めるどころか、四本指全部をバラバラに曲げ伸ばしし、手首を返しながら尻の中を掻き混ぜた。
「あがぁあああああぁあああああっ!!」
「イきたいのか?イきたいならそう言うんだ」
男が左手で青年の勃起を握った。固く張り詰めた肉棒を垂直に引き下げながら、充血して鈴口をひくつかせている先端を握り締める。親指の腹で汁にまみれた一つ目を縦にこすられ、青年が叫ぶ。
前後からの責めは彼の理性を完全に吹き飛ばし、絶頂を求める獣に貶めた。
「こすってっ!!チンポ、こすって!!」
「チンポこするだけでいいのか?ケツはどうして欲しいんだ?」
「ケツ、奥まで広げてっ・・・メチャメチャに突いて・・・っ!!」

「いい子だ」
男が笑い、右手が拳全部が入ってしまうのでは無いかと思えるほどに激しく肛門を突いた。
同時に亀頭全部を覆った左手が、親指を尿道にめり込ませたままズリズリと皮を動かして肉をしごき立てる。
前後から煽られ追い立てられた快感が、その瞬間に激しい奔流となって青年の全身を駆け抜ける。
「んぅぅううううううーーーーーーーっ!!」
激しすぎる責めに歯を食いしばりながら、青年が吐精した。
鈴口を親指で塞き止められているために射精に勢いは無く、快感が長く尾を引きながら青年の五体を侵食する。
「んうーーっ!!んっ!んぅ!んんぅうーーーーっ!!」
射精している最中も右手の四本指が容赦なく尻を掻き回し、絶頂の途中で前立腺を嬲られた青年が、痛みとも快感ともつかない声で吼えた。

四点責め

whitecollar.jpg

俺は経理の村岡課長には逆らえない。
なぜなら、サラ金の穴埋めに使ったちょっとした使い込みが、課長にばれてしまったから。
てっきり首になると思ったのに、課長は上司に報告しなかった。
その代わりに、見返りを要求してきたのだ。


「平沢君は、本当に綺麗な体をしてるねぇ」
俺のネクタイを引き抜き、シャツのボタンを一つずつ外しながら、村岡課長が独り言のように呟いた。
確かに俺は運動してるし体には自信があるけど、男にキレイだなんて言われるのは虫唾が走る。
それも女ならまだしも、課長みたいな中年男に。
「下は自分で脱ぎなさい」
いつものように、課長はシャツを羽織らせたまま、下半身だけ裸になることを要求する。
無言のまま言われたとおりにトランクスまで脱ぎ、萎れたチンポをぶら下げて課長に向き直った。
興奮丸出しの課長の目が、俺の股間を追っている。
ああ、嫌だ。
変態趣味の課長も、それから・・・この先に起こる、俺の体の反応も。

「どうだい、感じるかい?」
課長の湿って脂染みた手が、俺のチンポをくにゅくにゅと揉む。
最初はくすぐるように、次第に激しく揉んでは時おりキンタマの裏まで撫でるやり方に、俺の下半身はすぐに甘酸っぱい興奮に包まれてしまう。
蛇の道は蛇というか、とにかく課長は上手いのだ。
「・・・・・っ」
くふんとかくすんとか、思わず鼻を鳴らしてしまった。
チンポもすぐに硬くなってきて、コリコリする芯をキュウキュウにしごかれると、ぶるリと震えの来る快感がチンポからケツ穴に向かって駆け抜ける。
「ぁ・・・はっ・・・」
こうなるともう、歯止めが利かない。
俺は僅かに腰を引きながら、必死で快感を静めようと色んな無関係なことを考える。
今日中に片付けなくちゃいけない書類、何枚だっけ?
確か、課長に提出するのが・・・・あ・・ぁ・・・・っ!
「ん、ぅ・・・あ!」
裏筋の尿道口のすぐ下、カリ首の段になっている辺りをそっと撫でられて、我慢できずにいやらしい声が出てしまった。
乳首までがピンピンに勃って、皮膚全部が敏感になるみたいだ。
「平沢君は、ここが一番感じるよね」
「んふぅ・・ぁ・・あぁ・・・ん・・っ」
爪の先で軽いタッチで引っ掻かれ、何かが漏れ出しそうな興奮がズクン、ズクンとキンタマの奥からせり上がってくる。
課長はそのまま机の上に俺を乗せ、大股開きで射精させるのが好きだ。
このままこすってもらえばすぐに射精できそうだったから、いつものように机に腰掛ける。
早く終わらせてしまいたい。
それなのに、今日はいつもとちょっと違っていた。


「今日は別の遊びをしよう」
俺は課長が鞄から取り出したものに驚いた。
40cm程度の棒の両端にそれぞれ二個の手枷のついた、とても奇妙な拘束具だったからだ。
「後ろ、向きなさい」
何をされるのか不安だったが、俺に逆らう権利はない。
課長に背を向けると、両手を軽く上げるように指示された。
まずは両の二の腕に枷がはめられ、次にその枷の先についている枷で手首を留められる。
これで俺は両手を上げたままの格好に固定されてしまった。
腕を下ろそうとしても背中側にある棒が邪魔をして、せいぜい首の辺りに触れるくらいしかできないのだ。
「恐いかい?」
振り向いた俺に、課長が笑う。
これからの展開に期待するいやらしい目つき。
「さ、そこの椅子に座りなさい」
指示に従って肘掛つきの課長の椅子に座ると、股を広げて肘掛に足をかけるように言われる。
まるで産婦人科の椅子みたいな格好。
「閉じられないようにしてあげる」
今度は細いロープを取り出し、俺の膝をグルグル巻きにして肘掛に固定する。
こんなことをしなくても、俺は逃げられないというのに。
課長はこうやって、とことん俺を嬲り者にする気なのだろう。
悔しさに顔が紅潮するのが、自分でも分かった。

「全部、丸見えだねぇ」
大股開きのせいで、チンポやキンタマどころかケツ穴まで見せつける姿にされた俺を、課長が隅々までじっくりと鑑賞を始める。
「玉は結構毛深いのに、肛門の周りはほとんど毛が無いんだね。それとも自分で剃ってるのかな?」
そんな趣味、俺には無い。
だいたい、ケツに毛がないことも今知ったくらいだ。
「会陰がふっくら張ってる。この辺も感じるんだよね?」
つつつ、と中指の腹で触られ、くすぐったくて切ないカンジがずうんとこみ上げてきた。
「ほら、ちょっと触られただけで肛門がピクピク締まる」
そんな部分で俺が感じていることを指摘され、顔がますます赤くなった。
悔しくて恥ずかしくて、それなのにそこを撫でられると感じてしまう。
「陰嚢もパンパンだよ。相当溜まってるのかな?そうだ・・・」
課長が俺のネクタイを拾い、チンポとキンタマの根元を一まとめに巻き始める。
ぎゅっと縛られるとキンタマがせり上がってより一層張りを増し、パンパンに膨れて飛び出すみたいになった。
「可愛いよ。揉んであげよう」
前に突き出ている袋の中の玉を、コロコロと指先で弄ばれる。
モヤモヤとした興奮が、弄られている部分よりもさらに深いところから生まれてくる。
「う・・・・ぅ・・・・ん」
「こんなに肛門ヒクヒクさせて。こっちにも何か欲しいんだろう?こんなのも持ってきたんだ。入れてみたいだろう?」
課長が鞄から取り出したものに、俺は叫びそうになった。
それは挿入部だけで15cm、全体で20cm近くもありそうな長いバイブだったからだ。
柔らかそうな肉質の本体にはコードの先にコントローラーがあり、スイッチを回すとビーント音を立てて全体が震動する。
「太いけど、自由な形に曲がるから大丈夫だよ。ちゃんとローションも塗るしね」
何度か課長に指を入れられたことはあったが、こんなにも太いものを突っ込まれるのは初めてで、さすがに恐くなった俺は課長に懇願した。
「無理です、やめてください・・・っ」
「無理じゃない」
バイブにローションを塗りながら俺に向けられた目は、仕事の時の隙のない几帳面そうな目でも、好色な変態ホモ親爺の目でもない、もっと威圧的で恐ろしい視線だった。
「俺が入れろと言ったら、奥まで咥え込め」
体を鍛えてる俺に比べて、万年運動不足の課長の体力はずっと劣っている。
今まで関係を無理強いされてもそれほど酷い目に合わなかったのは、あまり無理をすれば俺に反撃されるかもしれないという恐れが課長にあったからなのだろう。
だが、俺が完全に自由を奪われた今、そんな制約は無くなってしまった。
「入れるぞ。力、抜け」
もう一度頼む猶予は無かった。
「ぁ・・・あ!ぁ・・・ぁああぁ・・・っ」
狭くぴたりと閉じた穴を逆方向からこじ開けられ、巨大な異物で蹂躙される。
痛みと圧迫感、それに触れられたことの無い表面を撫でられるゾクゾクするような感覚が一気に襲い掛かり、俺は喉から搾り出した声を上げて身を捩る。
尻いっぱいに詰め物をされた感じだった。
とにかく圧迫感がすごくて、息苦しささえ感じるほどだ。
「ほら、全部入ったじゃないか。美味しいだろう?」
奥まで入っているモノを揺さぶられ、痛み以外の感覚が下半身を支配する。
「んふぁ・・・・っ」
「肛門が喘いでる。気持ちいいんだね。そーら、もっと味わえ」
「あ!ぁ、ぁああ!あっ!あーーっ!」
またあのビーンという音がして、バイブ全体が細かく震動した。
射精する時に感じるようないやらしい歓喜が尻の奥で炸裂し、バイブの刺激に押し出されて先走りがドプドプ噴き出してくる。
目も眩むような、快感。
俺はイったと思ったのに、それは射精ではなかった。
刺激が強すぎて、射精できないのだ。
「ぁあひぃあぁああああっ!」
感じすぎて痛みすら伴う刺激が、止まることなく続いている。
俺はバイブから逃れようと必死の抵抗をしたけれど、それはただいやらしく腰をくねらせて課長を喜ばせただけだった。
「こんな尻を振って、いやらしいヤツだ。そらそら、チンポが潮を噴いてるぞ」
「あっあぁーー!ああっ!」
緩急をつけたバイブの責めに、ケツ全部が性感帯になって大きなうねりのような快感が怒涛のごとく押し寄せる。
チンポはギンギンに勃起しているのに、一向に絶頂の気配は来ない。
ただただ淫靡な悦びだけが俺を満たし、切ない声を絞り出させる。
「あーーーっ・・・・ぁ・・あ・・・っ」
やっとバイブが止まり、俺は全身の力を抜いて弛緩する。
俺は荒い息をつきながら潤んだ目で課長を見た。
そして課長が持っていたものを見て、小さく悲鳴を上げた。


俺のチンポにはコンドームが被せられ、その上から小さなローターをテープでグルグル巻きに留められている。
ローターはご丁寧にもあの指先で撫でられただけで声が出てしまう、カリ首のすぐ下にぴったりと密着していた。
ローターの先には当然コントローラーがついているのだが、それにはさらにもう二本のコードが伸びており、10円玉ほどの大きさの二個の丸い振動子へと繋がっている。
それらはそれぞれが乳首に当てられ、こちらもテープでしっかりと貼り付けられている。
都合四個のバイブが、俺の性感帯に取り付けられたのだ。
ケツ穴を刺激されただけであれほどの快感があったのだ。
もしこれを一気にされたらどうなってしまうのか、考えるのも恐ろしかった。
「課長、やめてください。お願いです・・・」
無駄とは分かっていても、言わずにはいられない。
「俺、声、きっと我慢できません・・・誰かに気付かれでもしたら・・・」
「人に聞かれるのが嫌なら、我慢しろ」
課長は残酷な笑みを浮かべて俺に見せつけるようにコントローラーを弄っている。
「むこうの会議室で、システム部が打ち合わせをやってるらしいぞ」
会議室はここから廊下を出て二部屋ほど先だから、今までの声は聞こえていないとは思う。
でも、もし絶叫してしまったら、さすがに気付かれてしまうだろう。
「ばれたら課長だって・・・ぁ!・・あ?!・・あぁあああっ!」
低い震動がジワジワと性器を侵食する。
四箇所責めがゆっくりと開始されたのだ。
「ぁ・・・は・・ひっ・・あ・・っ・・・あ!」
堪えがたい快感を生むチンポの先端が、鈍い震動で痺れたみたいになって甘く疼く。
乳首もすぐに固くしこって、震動に刺激されてむず痒さに震える。
そして何よりケツの中。
前立腺の真横に居座った太い詰め物が震動し、じんわりとした熱さを伴って先走りを吐き出させる。
「あ・・・いっ・・・ぁ・・・っ!」
チンポとケツを同時に責められるのは、まるで一番の性感帯を表と裏から揉まれたような、そんな激しい刺激だった。
絶頂とも違う、頭の中が真っ白になるほどの興奮と快感。
俺はケツを振り、上半身をモゾモゾとくねらせ、吐息のような声を断続的に吐きながら仰け反る。
「これ、止めっ・・・ふぁっ・・あ・・ぁ・・・あ!」
「チンポ、ピクピクしてる。肛門の方までこんなに波打って、相当気持ちイイんだな」
課長が乳首とチンポを嬲るローターのバイブレーションを最大に上げた。
「ぃ!あぁああああっ!んぅあぁああああっ!」
強すぎる刺激は軽い痛みを伴ったが、同時に大量の先走りが溢れ出て新たな快感を生む。
震動で麻痺した部分が熔けて、グチャグチャに煮え立ちそうだった。
「ひはぁっ・・止め・・ぁああああっ!」
止めてくれ、と言いたいのに、まったく呂律が回らない。
「ん?どうした?後ろの方もキツくして欲しいか?」
「違ぁ・・・ぁああああああっ!」
前立腺をぶん殴られたような刺激に、俺はガクガクと全身を揺らして悶える。
体が動くと乳首やチンポにつけられたローターの角度が微妙に変化し、震動に慣れない別の部分への刺激となって性感帯を苛む。
愛撫なんて生易しいものじゃないとっくに限界を超えた蹂躙に、小便みたいに汁を垂れ流しながら淫靡に踊り狂う俺。
それでも叫ばなかったのは、人に見られたくないという最後の自制心だった。
「よだれが垂れてるぞ。だらしない顔してよがりやがって」
課長が何か言っているが、もう俺の耳には届かない。
「さて、散歩に出るか」

ガクン、と椅子が揺れ、俺を乗せたキャスター付きの椅子がドアへ向かって進む。
「あぁーーー・・・ぁあぁぁーー・・んぅっ・・・あぁぅーーーっ!」
キャスターの軋む僅かな震動すらも、俺の性感帯には大地震のように感じられる。
止めてくれという言葉は、甘さを含んだ長く引っ張る喘ぎ声にしかならない。
ドアが開き、俺はそのまま廊下に出された。
人はいなかったが、その先の会議室には20人以上がいるはず。
彼らにこの大股開きでバイブに四点責めされている姿を見られてしまったら・・・
「ーーーーーーーっ・・・」
そう考えた瞬間、俺は射精していた。
涙とよだれでグチャグチャになり、大きく息を吸い込む奇妙な音を立てながら。
これまで感じたことのない種類の快感が、嵐みたいに俺の中で吹き荒れた。

股縄

backdoor.jpg

もうどのくらい、こうしているのだろう。
部屋と呼ぶにはあまりにも殺風景な場所に、俺はかなり長い時間放置されていた。
錆の浮き出た鉄板を打ち付けた壁は、裸電球の明かりに照らされて寒々とした部屋を余計に冷たく見せる。
コンクリートが剥き出しになった床には、この部屋の唯一の家具であるベッド。
ビニル皮を張り付けたそれはクッション性に乏しく、診察台とでも呼んだ方が良さそうな代物だ。
俺はその上に、うつ伏せに寝せられている。
それも尻だけ高く上げた卑猥な格好で、尻に特大のディルドを埋め込まれたままで。

膝を立て、前屈みになったところを、両手首をそれぞれ同じ側の両足首に縛られ、俺は胸と顔で体重を支える苦しい姿勢を強いられている。
首も肩も軋んで横になりたいと願うが、姿勢を変えることが出来ない。
なぜなら。
「どうだ、気は変ったか?」
俺をこんな目に遭わせている張本人が、部屋に戻ってきた。
大柄で筋骨逞しい、中年の男だ。
俺はこいつが誰なのかを知らない。
「相変わらずだんまりか。ほら、返事くらいしろよ」
「んぅ!」
男が俺の股間から延びている縄を引いた。
それは陰嚢の根元をぐるぐるに縛って、両手足を拘束している縄に連結している。
重苦しい痛みを伴う、陰嚢責めを与えるための縄。
ほんの少し腰を動かしただけで、陰嚢を容赦無く引き絞り痛めつける、恐ろしい仕掛け。
俺はこの縛めのせいで、ずっとうつ伏せの体勢で耐えねばならなかったのだ。
「きちんと返事できないなら、オシオキしなくちゃな」
鈍痛に顔を歪めて耐える俺を笑いながら、男は何度も縄を引いた。
ひどく荒れた表面のそれできつく結わえられた俺の股間に、刺すような痛みが走る。
「ぅ、あっ!あぁっ!」
「キンタマ責められて悦びやがって」
強弱をつけながら縄が引かれた。
袋の中のモノが身体から引き離され、皺だらけの入れ物を下方に伸ばす。
そのまま軽く引かれるとピリピリと電気的な刺激が起こり、正直、苦痛以外の感覚が生まれてしまう。
「あっ・・・ぁ・・・っ」
こんなことで感じるなんて、俺はどうしてしまったんだろう。
「こら、一人で楽しんでんじゃねぇよ」
「ぎゃぁあっ!」
強く引っ張られ、内臓を引き抜かれたのではないかと思うような激痛が俺を襲った。
あまりの痛みに涙が止まらず、冷たい唾液が口の中に溢れてくる。
鈍重な下半身の痛みに翻弄される俺は、それを飲み込めずに吐き出した。
「なんだ、今度は嬉し泣きか。とんでもない変態だな、お前は」
姿勢のせいで男の顔はよく見えないが、奴が俺を嘲笑っているのは良く分かった。
こんな理不尽な暴力に屈するのが嫌で、俺は必死で悲鳴を噛み殺す。
「・・・違う・・・っ。誰が、こんなこと・・・・」
「よく言うぜ」
男の手が股縄にかかった。
股縄はディルドの首に結わえられていて、おかげでこの太くて長いシリコンの塊が尻から抜け落ちることはない。
腸圧で押し出されたディルドを固定するそれを揺すられ、俺の尻の中に変化が起きた。
「お前、さっきも、浣腸で散々楽しんだよなぁ?」
「・・・やめろっ・・・!」
「俺のをちゃんとしゃぶったら許してやるって言ったのに、ちっとも言うことを聞かないで、ここにぶっとい浣腸器突っ込まれて」
「ぁあっ・・・あぁああっ・・・っ」
股縄をぐいぐい揺すられると、尻の奥深いところから突き上げるような悦びが生ずる。
甘く切なく、今日の今日まで想像もしなかった快感。
「四回も浣腸されたんだよなぁ。最初の浣腸はスゴかったぜ。俺の目の前で大股広げてクソたれて」
「はあぁ・・・ヤメ・・・っ」
「残りカスを指で掻き出されて、それで勃起したんだよなあ!」
「あぁああぁあっ!」
ディルドが深いところまで押し込まれ、俺ははしたない悲鳴を上げながら全身を震わせた。
信じられない。俺の尻の中に性感帯があるなんて・・・。
「ここだろう?この辺が感じるんだよな、お前は!」
「ああーっ!あーーっ!」
尻の中をぐちゃぐちゃに掻き回される。
何度も浣腸されて、終いには透明な水をホースみたいに噴出していた俺の尻は、ローションを塗られたとはいえ、驚くほど易々とこのおぞましい器具を飲み込んでいた。
「ケツが感じるんだろう?キンタマ苛められて嬉しいんだろう!?」
「違う・・・あぁあああっ!そんな、ぁあああっ・・・違・・・っ」
「違わねぇよ。触ってもいないチンポ、ビンビンにしやがって」
男がぐるぐると犬のしっぽのようにディルドを回しながら、反対の手で俺の陰茎を掴んだ。
「ぁあひぃいっ!」
そこは痛いほどに勃起していて、軽く亀頭を撫でられただけでもビリビリと痺れる快感が走り抜ける。
やめてくれ!刺激が強すぎる!
「へへへ。我慢汁でびしょ濡れだ。ケツを掘られて濡れるとはなぁ」
「違う・・・そんなんじゃっ・・・あぁあっ、ヤメてっ・・・はぁああっ」
前と後ろを同時に責められ、自然に腰が動いてしまう。
そのせいで睾丸を絞り出している縄が引っ張られ、またあの電気的な快感が下腹部を覆う。
俺は見知らぬ男に自由を奪われ、股間の全ての性器を同時に嬲られているのだ。
それなのになんでこんなに気持ちイイんだ!?
チンポどころか、身体の全部を性感帯にされたような、今まで味わったことの無いほどの快感なのはなぜだ。
ああ!尻の奥が感じてしまう!
「おっと、まだイくなよ!」
「ぎゃぁあああっ!!」
射精寸前だった俺は、陰嚢を引き千切られそうになって正気に戻った。
「イきたかったらこう言うんだ。『チンポをしゃぶらせてください』ってな」
俺の目の前に、赤黒くて太い男の肉がいきり立って揺れている。
血管を浮き立たせたそれはすえた臭いがして、俺は潤んだ目ですら直視できなくて顔を背ける。
言われた通りにすれば、楽になれる・・・。
恥辱にまみれた言葉を口にし、男が満足するまでフェラチオをしてやればいいんだ。
道端で拉致されて、監禁された挙句にこんな仕打ちを受けて、言うことを聞かなかったらどんな酷い目に遭わされるか分からないのだから。
ほんの一瞬我慢すれば・・・。

俺には出来なかった。
心の底にあるプライドが軋み、俺は顔を背けたまま沈黙する。
「へえ」
男が笑っている。
「頑張るじゃないか。苛め甲斐がある」
いきなり股間に張り手が飛んだ。
「ひぎぃぃいいいいいいっ!」
硬く張り詰めた肉を平手打ちされ、あまりの激痛に目の前が真っ白になる。
「いいケツしてるんで拉致ってみたが、こんなに楽しませてくれるとはな」
「ひぃあぁあああっ!あぁひぃっ!うぎぃいいいっ!」
何度も肉を打ち据えられ、陰嚢を絞られ、俺は絶叫した。
「おいおいなんだお前、さっきより濡れてるぞ。こりゃスゲぇ」
俺の鈴口から溢れ出た汁は、ベッドの上に小さな水溜りを作るほど大量に滴り落ちている。
こんなに苦しいのに、なぜだ?
駄目だ。頭の芯が痺れて、考えがまとまらない。
俺は、俺は、何をしているんだ?
「痛くされたほうが感じるんだな、お前。どうだ、もうイきたくて堪らないんだろう?」
ディルドを留める股縄が背中のほうに強く引かれ、尻の中の異物が前立腺を押し上げた。
「ぁあぁ・・・ぁあぁぁ・・・っ」
途端にぶるりと身体が震え、甘くて切ない疼きが下半身を支配する。
「お前、ホントにノンケか?ケツでよがりやがって」
馬の手綱を引くように振動を与えられ、緩やかな刺激が股縄を通じて尻の性感帯に伝えられた。
尻の中が、とろけそうになる。
「そら、自分でケツ振れよ。女みたいにプリプリ振ってみせろ」
尻を振ると、前立腺の上でディルドがコマみたいに回転する。
ゴリゴリされると、我慢汁がどんどん溢れてしまう。
ああ、イきそうだ・・・もっと、強く引いてくれ・・・
もっと、強い刺激が欲しい・・・っ

「あぁぁはあぁぁぁ・・・ぃやぁ・・・あぁあぁぁ・・・・」
「鳴きながらケツ振って、スゴい格好だな」
もう、何がなんだか分からない。
尻を振ってる時に股縄を強く引いてもらうと、前立腺を抉るような激しい刺激でチンポまで熔けてしまいそう。
ああ、もうすぐ、イく、
もっと、もっと、奥の方、ああ、
あぁああああっ!

「オアズケだ」
「ぎぃいいいいいいっ!」
袋を縛る縄を思い切り引かれ、俺は絶叫した。
しかし、下半身で煮え滾っている快感があっという間に激痛を飲み込み、それすら悦びに変換する。
「あぁーーぁああぁーーーっ、ぅあーー・・・っ」
自分で陰嚢を引き伸ばすように尻を振り、俺は男を見上げた。
相変わらず顔は見えないが、興奮して雫をこぼしている肉棒は目の前にある。
「咥えろ」
男が肉を倒して俺の口に突っ込む。
塩辛いそれに吸い付いた瞬間、男がディルドで俺の感じる場所をピストンした。

調教完了

調教完了

ザーメンのすえた臭いが部屋中に充満している。
そこには男たちによって口や肛門に注ぎ込まれたものだけでなく、青年自身の放った精も混ざっていた。
そう、彼は大股を広げた格好で拘束されたまま、浣腸や数々の責め具、四人の男たちの肉棒で犯されながら射精したのだから。
喉にザーメンが絡んだのだろう、青年が咳をすると、それにつられて収縮した肛門からゴポリとザーメンがこぼれ出た。
「まだケツ穴をヒクヒクさせてやがる」
「足りねぇのさ。なあ、もっと欲しいんだろ?」
男がコントローラーのスイッチをスライドさせると、青年のペニスにテープで留められたローターが唸りを上げる。
裏筋に密着したローターに刺激され、青年がか細く甘い声で鳴いた。
「俺たちも疲れたんでね。少し休ませてくれ」
もう一人が落ちていたバイブを拾う。
女性の腕ほどもありそうな太さで、しかも醜い疣のびっしりと付いた凶器と呼べそうな代物だ。
「しばらく一人で楽しんでいろ」
バイブを挿入された圧で前立腺が押され、少し白いものの混じった透明な汁が、青年のペニスからとろりと吐き出された。

前立腺刺激

前立腺刺激

工事現場脇のプレハブ小屋の中には、資材やセメント袋などが雑然と積まれていた。
今日は工事は休みらしく、昼間だというのにひと気の無いそこは、まるで山奥かどこかみたいにしんと静まり返っている。
一本通りを隔てた向こう側に、いつも遊んでいる繁華街があるとは思えないほどだ。
僅かに聞こえるのは、低いモーター音と俺の息遣いだけ。
こんな静かな環境でありながら、俺は心も体も穏やかではなかった。
なぜなら俺は、全裸で柱に繋がれ、尻には長くてジワジワと振動するバイブを深々とねじ込まれていたからだ。
俺と柱をつないでいるのは伸縮性の無い太い紐で、それは首と両手首の皮ベルトから伸びている。
皮ベルトにはご丁寧に南京錠までかけられていて、それを外すことは不可能だった。
せめて尻穴を犯すバイブの振動を止めたかったが、俺と柱の間に腰の高さまで積まれていセメント袋の山のおかげで紐の長さが足りず、尻まで手が届かない。
強烈ではないものの、低い振動は腰骨の芯までいやらしい疼きが染み渡るようで、俺の体は意思とは無関係にじくじくと熱を持って下半身を苛む。
ちょっと体を動かすとバイブの当たり所が変わって、また別の方向に快感が生まれた。
「ぅ・・・は・・・・ぁ・・・っ」
くすぐったい場所に息を吹きかけられるような甘痒さ。
触っていないちんぽがひくんと震えて下腹を打った。
埃臭いプレハブ小屋に、俺の先走りの生っぽい臭いが混じる。
なんで尻を弄くられて、前の方までこんなに感じるんだ・・・。
もう切なくて出したくて、つい太腿に挟むかセメント袋に擦り付けて射精したくなるが、それはできない。
俺をこんな恰好で拘束した二人が戻ってきたとき、もし射精していたりしたら。
二人が俺にするであろう体罰を考えた途端、全身にぶるりとえもいわれぬ感覚が走り、皮膚の表面がさらに赤みを増した。
・・・馬鹿な!
俺、なんてこと考えてるんだ!
酷い目に遭わされるって考えただけで、なんでそんな感じて・・・!?


そのとき、俺の正面のドアが開いて、大野と小西が戻ってきた。
「いい子にしてたか?」
大野が俺の顔をじっと見詰めて問い掛ける。
近づく鋭い視線に何を考えていたのか見透かされそうで、俺は顔を逸らして目を伏せた。
「勝手に射精しなかったろうな」
小西が尻をさわさわと撫でまわし、それから背中を強く押して屈むように促す。
「体、ずいぶん熱くなってるね?ケツ突き出して、俺たちにしっかり見えるようにしろよ」
俺は黙ったままセメント袋に上半身を預け、後方に尻を突き出す。
「むぅ・・・」
体の角度が変わったことで、また尻が疼いた。
「ほら、もっと足、広げて」
大野の膝が股の間に割り込んできて、強引に内股を開かせる。
尻だけ突き出した上にがに股の、恥ずかしい恰好。
「ぅあっ・・・ぁ・・・っ」
がくんと揺れた振動が直腸を刺激して、何かが漏れ出すような熱い感覚がちんぽから波紋みたいに広がる。
ちんぽの先端まで痺れるようだ・・・!
「射精はしてないみたいだけど、ヘソの下とか太腿とか、先走りで濡れてるな」
「ふぅ・・・っ」
股から覗き込む大野の息が会陰辺りに当たり、皮膚がざわざわっと粟立った。
息がとても近い。
何もかも間近で見られているのだと意識させられ、見えないはずの視線が陰部をちりりと焦がす。
そう考えたらまた会陰がだくんと波打って、新たな快感が来た。
「ケツだけで濡れた?それとも自分で擦り付けて楽しんだ?」
股に通された大野の指先がぷっくりと膨れた裏筋に触れ、そこを上下にさする。
羽根のような、しかし感じる場所を的確に探るタッチ。
「・・・っあ!・・ぁ・・あ・ぁ・・・っ」
鈴口の付け根から金玉へ繋がる根元まで、何度も往復する。
指の腹でそっと触れるだけのもどかしい刺激に、全ての神経がそこに集中してしまう。
触れられている場所からむず痒くて甘い快感が、脈打ちながら弾ける。
ああ・・っ・・・触られてるトコが・・・熔ける・・・っ!
「見ろよ。先走りが糸引いてるぜ」
「すっかり出来上がり状態みたいだな」
横から覗き込んでいた小西に指先で先走りを掬い取られ、俺はひゅうっと変な息をした。
俺の尻のわななきを知ってか、小西が尿道口の縦目を数回指でなぞる。
そこ・・・イイ・・・!!
「あくぅっ・・ふっ・ふうぅぅううううっ」
ブルブルっと痙攣したところで、大野が小西を静止した。
「あんまり触ると簡単にイくよ、こいつ」
「じゃあ、ケツの具合も見てみるか」
小西の手が離れる瞬間、俺は彼の指を腰で追いそうになった。
早くこの状態から開放されたい。
でないと、頭がヘンになりそうだ・・・!


「ぁんっあ・・・ぁ・あ・あ!」
「すっげぇ・・・絡み付いてくるみたいだ。聞こえる?いやらしい音・・・」
振動したままゆっくり引き出されたバイブに腸壁がまとわり付き、内臓全部を揺さぶられるような感覚に陥る。
「ふぅはぁあぁはぁ・・・」
柔らかいシリコンの表面が移動しながらブルブルと尻の中の性感帯を通過して、イく一歩手前に似た快感が連続で襲い掛かる。
甘くて切ない、融けかけのチョコレートのような快感。
「塗ったローション以上にグチョグチョになってないか?」
「ケツが濡れるなんて、まるっきりオマンコじゃん」
二人が嘲笑しながらゆったりとしたピストンを繰り返した。
バイブに張り付くようにねじれる直腸に揉まれて前立腺が疼き、俺は我慢できない声を漏らして腰を揺らすしかない。
そこ・・・そんなされたら、俺、マジで飛ぶ・・・!
「ん・んっ・・うぅ・・あうぅんっ・・・ひっうっ!」
「肛門ヒクヒクさせながらケツ振ってるぜ。よっぽど気持ちイイんだな」
「まさに『ケツマン』ってカンジ?」
その言葉に、そこがもはや排泄のためだけの穴ではないのだと思い知らされた気がした。
一月前まで、こんな場所を嬲られて勃起するなんてこと、考えもしなかったのに。
でも今は、本当に尻穴が感じるのだ。
柔らかく潤んだ薄い腸壁のすぐ裏にある性感帯が、もっときつく責めて欲しいとせがんで爆発しそうなくらいに張っている。
それを良く知る彼らは、絶対に強い刺激を与えない。
ぬるま湯のような中途半端な振動と緩やかな出し入れで、どこまでも俺を追い詰める。
俺が快感に身を捩って泣いて許しを請うまで、いや、それでも許さずに彼らが満足するまで俺をオモチャにするのだ。
「膝がガクガクしてきた」
大野が手を止めずに言うと、小西が何かポケットから出した。
「相当にたまんないみたいだな。そろそろこいつで苛めてみるか?」


小西が取り出したのは、小さなローターだった。
小西はそれのスイッチを入れて一度ブーンと大きく振動させてから、スイッチを絞って微かな振動に調節する。
「さっき、ここを弄られて、可愛い声出してたよな」
「ヤっ・・・め・・・!」
「ん?何か聞こえた?」
切れ切れの息で嘆願が終わる前に、鈴口にローターが押し当てられた。
その瞬間・・・なんと言ったらよいのだろう。
ちんぽの先の粘膜から全身に向かって緩い電気を流されたような衝撃が、連続して俺を包み込んだ。
「ぁあーーーあぁああーーーっ!」
スゴい・・・スゴぃ・・・っ!
先走りがダクダク流れ出して、ちんぽから肛門まで全部がヒクヒク蠢いて、それで前立腺がより一層揉みくちゃになって、それなのに緩すぎる刺激ではイけないのだ!
「尿道がぱっくり開いて、ローター飲み込みそう」
「ケツの方も、かなり締め付けてくるよ。ほら、プルプルしてるだろ」
「あぁんんーーーぅ・ふっ・ぅ・ううぅうーーーっ!!」
浅いところまで引っ張り出されたバイブの少し丸く膨らんだ先端が、前立腺を強く押し上げ俺はその搾り出されるような快感で射精しようと尻を突き上げる。
「おーっと、危ない」
大野が素早く反応して、今度は一気に深くまでバイブを押し込んだ。
「ぁあ・・あぁああっ」
頼むからもう・・もぅ・・・勘弁してくれ・・・っ
イかないと・・俺・・本当に・・・ヘンに・・・
「こいつ、泣いてる」
耳が詰まったようになって、小西が愉快そうに笑っている声すら、快感の荒波の向こう側から遠く聞こえる気がする。
「どうする?」
「そうだなー・・・」
聞いた小西も聞かれた大野も、まったく手を休めずに考える。
俺はもう堪らなくて、とうとう禁じられていた言葉を口にする
「も・・・ぅ・・・イかせ・・・て・・・っ」


「犬のくせに、喋ンなよ」
大野の声は咎めると言うより、俺が禁を破ったことを喜んでいる風だった。
「犬が人間の真似するなんて、こりゃオシオキ確定な」
小西が爪の先で亀頭冠をピシリと弾く。
「ぎっい!!」
突然の、張り詰めた肉を切り裂かれるような痛み。
とほぼ同時に、大野が今までに無いほどの激しいピストンで俺を突き上げる。
「ぁああーーーーーああああああーーーーっ!!」
待ち望んでいたよりもあまりにも激しい刺激は、快感と激痛をグチャグチャにブレンドしてぶちまけたような衝撃だった。
イくことなど不可能な、しかし確かに快感にまみれた衝撃に飲み込まれた俺は、彼らが望むような獣の咆哮を上げながら痙攣した。
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