後部座席乗り込んできたのはまだ若い青年だった。大学生だろうか?どうやら飲み会の帰りであるらしい。バックミラーに映る若者は暫時船を漕いだ後、本格的に安らかな寝息を立て始めるーー
ドライバーの経験上、ここまで酔った人間は何をされても滅多なことでは目を覚まさない。
「くく、まったく、一体どんだけ飲んだんだか……なあ、兄ちゃん?」
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Author:boylove18